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Microsoft Security Essentials (マイクロソフト セキュリティ エッセンシャルズ)はマイクロソフトが開発した無償のアンチウイルスソフトウェアである。コンピュータウイルスやスパイウェア、ルートキット、トロイの木馬といった様々な種類のマルウェアから保護する機能が搭載されており、Windows Vista、Windows 7(32ビット版と64ビット版)に対応している。Windows XPへの対応は同OSのサポート終了をもって終了した。ただし定義ファイルの提供は2015年7月14日まで継続する。 同社が発売していたセキュリティソフトウェアである、Windows Live OneCareを置き換える製品として登場した。同製品には更新料が必要となるアンチウイルスと、アドウェアとスパイウェアのみを対象とする無償のWindows Defenderがあった。また、企業向けのセキュリティソフトウェアであるMicrosoft Forefrontとは異なり、Microsoft Security Essentialsは一般消費者を対象としている。ただし、Microsoft Windows 8では、Microsoft Security EssentialsとWindows Defenderを統合し、「Windows Defender」としてプリインストールされている。 == 開発背景 == 2008年11月18日、マイクロソフトは消費者向けにコードネームをMorroとする無償のセキュリティソフトウェアを提供する計画を明らかにした。 マイクロソフトが消費者向けのアンチウイルスソフトウェアの戦略を見直し、更新料を必要とするアンチウイルスにバックアップやパーソナルファイアウォールをつけるかわりに、正規のWindowsが導入され、かつ個人利用またはホームオフィスを対象に無償ですべての種類のマルウェアから保護する製品を出すとした。この利用範囲については、利用者の意見と、費用の削減や生産性の改善が強く求められている中小企業でも、2010年10月以降は10台までのコンピュータを対象に利用できるようライセンス条項の改訂がなされた。 スキャンエンジンなど基本的な機能はForefrontと同一であるが、グループポリシーや一元的な管理といった複数台のコンピュータを制御させるための機能はMicrosoft Security Essentialsには搭載されていない〔〔〔。 2009年6月23日、アメリカ合衆国、イスラエル、中華人民共和国、ブラジルに在住する75,000人を対象にベータ版の配布を行った。それと時同じく2009年末前までに20の市場、10の言語でMSEを提供すると発表され、9月29日に正式版の配布が開始された。 最低限必要な動作環境はオペレーティングシステムによって異なり、Windows XPでは500MHzのプロセッサ、256MBのメモリを必要としているが、Windows VistaとWindows 7では1GHzのプロセッサに1GBのメモリが要求される。その他は共通で、800×600以上の画面解像度、140MB以上の空き容量、インターネット接続環境が必要となる。Microsoft Security Essentialsをインストールする際には認証が必要で、海賊版ではなく正規のWindowsを導入している必要がある。 2010年7月19日にMicrosoft Security Essentials 2.0 のベータ版が提供され、2010年12月16日に正式版が公開された。保護エンジンを更新し、Windows Vistaまたは7では侵入検知システム (NIDS) を利用した、ウェブブラウザのInternet Explorer上で悪意ある攻撃を防ぐ機能も搭載されている。またインストール時にファイアウォールを有効にする機能も追加されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Microsoft Security Essentials」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Microsoft Security Essentials 」があります。 スポンサード リンク
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